ど~も。ゆかっちです。
今回は、長女ちゃんに対するいじめの話。
長くなります。
移住したのが、8年前の話。長男くんは小学校。長女ちゃんは保育園。(半年で卒園でしたが)次女ちゃんは、ママが見ながら旦那とお店作りから。
結論から言うと長女ちゃんは、保育園の頃からいじめを受けています。現在も・・・今年で13歳。いじめは8年近く続いているのです。
保育園に通い始めた時は、物珍しさもあってか、みんな話しかけたり遊んでくれました。
でも、ある日突然、毎日毎日、泣きながら保育園に行くようになりました。その時の私は長女ちゃんと話はするけれど、伝え方がわからないのもあったのか『ママと離れたくないのかな。』位で、本当の気持ちをくみ取ってあげることができませんでした。
いいわけにしかならないけれど自分たちで仕事を始めるのも大変で、私もいっぱいいっぱいでした。でも、子供からしたらそんな事は関係なくて、ずっと辛い思いをさせてしまったんですよね。もっと、その時にちゃんと話を聞いてあげていればと今でも後悔します。
個人的に思うのですが、保育園は凄く変わっていて、お迎えは16時までに着かないとたった2分とか遅れるだけでも、即、携帯電話に連絡が入り『まだ迎えに来ないのか』と。16時以降も見てほしい家は、毎月申請をします。だから、頑張って16時前に迎えに行くのですが、その時も全員の保護者が園庭にいて、みんな知らない話や、あの家はどうとか、この人はどうとか、噂話ばかりで。
親の私ですら、内容がわからないので話にも加われないし、そもそも噂話などを話すのも聞くのも好きじゃないので、どんどん、私も輪に入れなくなり、いるのも苦痛で。
そして、毎日泣いている長女ちゃんの事が気になるので、少しでも先生と話したくても、先生からは『今日も元気でしたよ』くらいで。そして、お迎えがほとんどの家と重なるので、なかなか話が出来ないのです。
来たばかりの時は、自分なりに周りと仲良くしなきゃとか、合わせなきゃとか色々考えてはいたのですが、自分からいくのも苦手で頑張ってはいるけど、やっぱり、人の事を言う人や噂話が苦手で。子供のためにも割り切らなきゃいけないんですよね。私もいけませんね。
長女ちゃんの年代は子どもも保護者も、個性が強くて・・・(年代によって違うらしいんです)そんな感じで、私も私で、色々耐えていました。長女ちゃんも、必死だったと思います・・・
そして、小学校に入学。
行けそうなときは授業参観に出ました。ここでは授業参観やイベント事が多く、家みたいな誰も雇えない自営は、なかなか参加が難しくて・・・お弁当屋をやっているので午前中は絶対に休めません。なのでイベントや行事の時は、子供たちを休ませる。もしくは子供だけ参加したとしても、他の子は親がいて、出られない家は子どもが1人になってしまう。全く配慮もないのです。皆が皆、親族でやっている農家ではないし旅館でもない。ママ友同士『明日手伝って』の一言で、どうにかなる仕事、でもない。家は保護者にも先生にすら理解されないのです。そうなると、私も私で地元民との関わりも少なくなるばかりで。移住って、すごく難しいですね。
そんな中、小学校に通い出して、ますます笑顔がなくなり、2年生の時に初めていじめにあっていることを教えてくれました。
保育園の頃から、仲間はずれ、少し離れたところから睨みつける、悪口を言う、長女ちゃんの話は聞かない、無視、給食をわざと少なくしたりお肉を入れなかったり、わざと割り込んだり・・・長女ちゃんをはけ口に、色々な嫌がらせをされていたのです。全部、先生の見ていないところで。
いじめる子は決まっていて、同じ地区のA、B、C、一人だけ違う地区のDで、話してくれた次の日から学校を休ませて、担任に説明をしました。
Aは、その日のうちに謝りにきました。
Aは、いわゆるいい子ちゃんで、他の保護者も先生も、いつもひいきしている感じで。A自身もわかっていて、いい子ちゃんでいるために、先生や保護者の前では、きちんと挨拶したり、いじめているのに私にまで、礼儀正しくするのです。凄い根性です。
でも、対応してくれたのも、謝られたのも、その1回きりでした。
その日から、私たち家族と学校の、5年も続く戦いが始まります。
まずは、謝りにきましたが何も変わりませんでした。相変わらず先生の前では、いい子。見ていない所でA,B,C,Dは同じことを何度も何度もしてきました。
長女ちゃんは、家では少し笑顔をみせるのですが、溜まっていくと笑わなくなり泣きはしないのですが顔色が悪くなるので『話をしよう』と声をかけるとワンワン泣き初めて、やっと話してくれるのです。それでも、なぜか、学校に行くのを止めずに頑張るのです。こっちは見ていられなく、何度も『学校に行かなくていいんだよ』と伝えるのですが『頑張って行く』と・・・
本人は、ただただ、みんなと同じように楽しい学校生活を送りたかったと・・・切実だった。(これは、中学生になってから教えてくれました。)そうだよね。 本当は楽しく行きたいよね・・・
だって、長女ちゃんにも、学校に行く権利はあるのですから。行くなら、人間関係で苦労することもあるし、色んな事を学ぶ場でもあると思います。
でも、いじめは全く違うと思います。
そして、話を聞くと『先生と話をしても、先生の前だから謝るだけで何も変わらなくて辛い。』と。先生は子供たちに間違いを正すことはしないのでしょうか?何がいけないのか、考えさせることはしないのでしょうか?なぜ、学校で起きているのに、少し踏み込んだ話はできないのでしょうか?うちの子とは色んな話をするので、うちの子は全てをわかっています。むしろ、辛いことや何か心に抱えているのは、いじめている子ではないでしょうか?(まれに嫌がらせで苦しんでる姿を見るのが好きな子もいますが)
そして、辛くなると息抜きのために休ませます。
先生に『また、嫌がらせをされてる』と伝えると、次の日に先生がA、B、C、Dに話しを聞いて事実確認。その次の日、長女ちゃんが学校に行くと、A、B、C、Dと長女ちゃんを呼んで、先生から『いけないことをしたんだから、ごめんねは?』A、B、C、Dは『ごめんね。』長女ちゃんは『いいよ。』と、このやり取りをずっとするのです。これって、何の意味があるのでしょうか?
学校側は『対応した』と言えるように、どんな形でもいいから謝罪をさせているのか?
私には、全く理解ができません。
そしてついに、3年生の3学期に『死にたい』と言われました。こんなに心がえぐられて、辛くて、悲しくて、怒りに触れたことはないです。自分の子供に死にたいと言われる気持ち、わかりますか?1人だけ相談していたお母さんがいたのですが、子供なんて、そんなもんだよ。と言われてビックリしました。自分の子供が死にたいなんて、そうそう言うものですか?それは何かのサインではないのですか?そして、言われたら対処しないのでしょうか。
どうして、娘に『死にたい』なんて、そんな悲しい事を言われないといけないのか・・・娘は何もしていないのに・・・
話は変わりますが、
長女ちゃんは、お腹の中にいる時から、すでに先天性の腎臓病とわかり、産んだ後も熱を出してはいけない、感染症を起こしてしまったら命にかかわるので注意をしなくてはならない子で感染リスクを抑えるため、早ければ早いほど良いとのことで1歳になって、すぐに腎臓の手術をしました。(元旦那からのDVから逃げたのが長女ちゃんが10ヶ月の頃)
手術室に入る前には小さい体で、すでに全身麻酔をされて、手術室に入っていく娘を見守ることしかできなくて、心が張り裂けそうで涙が止まらなくて、4時間がとてつもなく長く、辛かった。頼る人もいなくて、DVの傷も癒えているわけでもない中で自分が押し潰れないように必死に祈り、耐えるので精一杯だった。長男くんも、一緒に頑張ってくれた。そんな過去があります。(過去に数回、流産したこともあるので、子どもが無事なのが1番嬉しいし傷みも苦しみもわかる。)
そんな経験もある中で『死にたい』の言葉は本当にきつかったです。
話はズレましたが、そんなことを思い出しながら、またすぐに学校に連絡をして話をしました。もう限界で、狭い地域だからとか波風云々とかどうでもよくなり、加害生徒の親にも伝えるようにしてもらいました。
が、しかし、学校側が波風を立てたくない対応で、結局、親も子供も謝りにも来なかったのです。それどころか、家がおかしい人扱いすら感じるのです。そして、Bの親は『学校に全てを任せる』と、言ったそうです。違う地区のDは、これを機にやることはなくなっていきました。それでも、A、B、Cは変わらず、やり続けました。
そして、なぜか相手の親に会うと無視されるようになりました。そこから、ほかの親にも・・・狭い地域はとても怖いです。すぐに広まります。広めているのか?家が悪いのでしょうか?
そして、もう1つ納得がいかないのが、田舎なので、2~3年に一度は先生が変わる。実質、毎年、知らない先生がいて、引継ぎがされないため、毎回毎回、新しい先生に事の経緯を最初から説明するのです。こっちは、もういい加減にしてと思います。
いつもいつも、話し合う度に1から説明をして加害生徒は一切変わらず同じことを繰り返す。学校側は、いじめにあっている子より、自分たちの保身に走るのです。
もう、うちの子に謝ってほしいとかそんなレベルの話ではなくて、いじめがどんなにいけないのか、本当に死んでしまったらどうするのか、今、死なずに頑張っている子を、死にたいの言葉を使ってSOSを出している子を守ることもしない、先生も含めて、もっと真剣に考えてほしいから、何度も何度も話をするのに、何もわかってもらえないのです。(それでも、話し合いを続けていますが・・・)
今、目の前で、いじめに苦しんでいる生徒と向き合えないのに人権問題の授業は何のためにあるのでしょうか?いじめアンケートは何のためにするのでしょうか?何も変える気がない形だけなら、家で教えるからそんな授業もアンケートもしなくていい。と思ってしまいます。そして、各家庭で真剣に考えるようにもっと発信してほしいのですが、しません。
そして、6年生になる頃には、長女ちゃんも誰も信じない、学校では1人でいることを選択しました。(一人でいい。なんて思う、心の強さはいらないです)信じられない辛さ、でもどこかで期待して信じたくなる辛さ・・・本当は1人がこわい辛さ・・・
だから、私たち親は、毎週電話をもらい、どんな様子なのか聞き、長女ちゃんともたくさん話をして、辛い時は無理をしない、絶対に味方だと言い続けました。
電話をもらっても、今週も楽しくしていましたよとか。今日は一人でしたなどの報告なのですが、いじめている子が堂々といじめますか?この報告は何なんでしょうか?陰でやられているのに、なぜ、楽しくしていると思うのか。全然、理解できないです。
そんなやり取りを何年も何年も続けて、そして、やっと小学校を卒業しました。感動も何もないです。やっと苦痛が終わった。だけです。
でも、またクラスが変わらない中学校生活が始まる。
先に、長男くんが通っていたから、先生とは結構色んな話が出来ていたので、長女ちゃんが中学校に入る前に全てを相談しました。そして、中学生になった長女ちゃん。
最初のうちは、相変わらず嫌がらせをされていました。ただ、変化もあり、クラスに引っ越してきた子がいて、その子に長女ちゃんの方から話しかけて、お友達になりました。
初めてできた友達です。
最初はたどたどしかったけど、一緒にプリクラを撮りに行ったりBBQもしたり。私は、とても嬉しかったです。長女ちゃんも嬉しかったみたいです。少しずつではあるけれど、笑顔も見られるようになってきて、少しホッとしました。
でも、それと同時にある不安が、長女ちゃんを襲っていたのです。
友達ができたのがきっかけなのか理由はわからないけど、少しずつ嫌がらせもなくなり始めた時に、また長女ちゃんの近くでA、Bが、睨みつけ悪口を言ったのです。それもまた、言い逃れできるように少し離れた所で、長女ちゃんを見ながらブツブツ言ったのです。その日、帰って来て、また顔色が悪く落ち着きがなかったので、すぐに声をかけて、話を聞いたら上記の事があったと・・・
そして、また不安がよみがえり、今までにはなかった過呼吸を起こしました。
友達ができた安心と、またやられたのが加わったのか心がぐちゃぐちゃになり、少し倒れこむ感じで過呼吸を起こし泣き出しました。落ち着かせた後に、どんな事を思っているのか改めて聞きました。
友達ができたのは、すごく嬉しかったと・・・。その反面、いつまた友達がいなくなってしまうのか、裏切られるのか、独りぼっちになってしまうのか、ずっと怯えて過ごしていた。のです。嫌がらせが減ってきていたのに、またやられたことで、せっかく出来た友達も離れてしまうのかという不安と、また続くのか、という不安が一気に溢れ出て、過呼吸まで引き起こしたのです。
何度か、心療内科に連れて行ったことがありますが、もう誰も信じていないため話すことをしない、逆にストレスになるのです。難しいです。
そして、学校を休ませて、今度は中学校の先生と話し合いをしました。小学校では、何度言っても、私たちの気持ちは理解されず、波風を立てないようにされてきたので、そのこともきちんと中学校で話をして、私たちは、ただただ、みんなと同じ楽しい学校生活を送らせてあげたいと言うこと、長女ちゃん希望の特別扱いをされたくない(多分、小学校では、腫れ物に触れるような扱いされてたんだと思います)そういうのはやめてもらいたいと伝えて、理解して頂き、きちんとした対応をしてもらいました。
いつでも目を光らせて見ているということ、そして小学校とは違い大人になっていくのだから、自覚ある行動をする。など、子ども達とよく話し合い、少しずつではありますが変わりつつある。のかな・・・と感じ始めました。
そして、半年くらい前から、毎日のように、気にかけ声をかけてくれる先生に救われているのだというのです。最近では、お友達とその先生が長女ちゃんを少しずつ、笑顔にさせてくれる味方になってきているようです。
まだまだ完全に安心とはいかないけれど、毎週、連絡ももらい、学校での様子を聞きます。長女ちゃんとも、今でも色々話しをしますが、辛い話より楽しそうに嬉しそうに、お友達と先生の話をしてくれるようになってきたので見守っていこうと思います。
心の傷は全然癒えてはいないですが。それは、まだまだ時間はかかりそうです。
後は、加害生徒の親ももっと自分の子どもに目を向けてほしいな・・・と思います。ウザがられる年頃かもしれないです。同性だから難しい部分もあると思います。思春期も反抗期もくると思います。仕事で忙しいかもしれないです。大人だって疲れることもあると思います。
それでも、私は、自分の子ども達と向き合います。それが、産んだ責任だし、何より子どもが大切で愛しているからです。
それに、子供から学ぶことも、たくさんあるから話すのが楽しいですし。わちゃわちゃしすぎて、いい加減にしろ~と、なるときもあるけど。
それもまた、自分が選んだ道です。
大変だけど、5番目べビちゃんが大人になるまでは頑張ろ!!
はぁ・・・人を変えるのは難しい。村を変えるのも難しい。だから、自分が変わるしかないけれど・・・それもまた、今は難しいですね・・・
でも、辛い経験をしたからこそ、人の痛みがわかる人になってほしいかな。と・・・(十分できてますけど)
いつまでも、味方だからね・・・と思います。
長々と失礼しました。
読んで下さり、ありがとうございます。
感謝の気持ちを込めて。
長女ちゃんの心の傷、苦しみ、遠くに遠くに飛んでゆけ~
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